中学受験の塾はいつから?遅れると不合格?低学年でやるべきことは塾じゃない!
「中学受験の準備は早ければ早いほど合格に近づきます」
この塾の営業トークを鵜呑みにして急いで申し込んでしまいます
私もその一人。なんと小2の3学期に娘を中学受験の塾へ入れました。
実際受験を終えてみて「小5からでも良かったな」と思います。早い通塾はメリットよりもデメリットが大きかったように感じます。
受験終わったママ友たちも、お子さんが難関校に受かった人含めて口をそろえてそう言います。6年生からでもよかったという意見もあったほどです。その根拠についてもお話させていただきます。
中学受験の塾はいつから?遅れると不合格?低学年でやるべきことは塾じゃない!
もくじ
- 中学受験塾の戦略に騙されるな
- 中学受験の塾 小5からで大丈夫
- 6年生で中学受験参戦は無理じゃない
- 中学受験予定の低学年はそろばんがおすすめ
- 塾選び・体験は小4の夏から開始
- 小2・小3から塾に通い始めるメリット
- 小2・小3から塾に通い始めるデメリット
- 中学受験失敗は体力不足。体を鍛える
- ゲームとの付き合い方
中学受験塾の戦略に騙されるな
一昔前は中学受験の生徒募集は4年生からでしたが、現在はどの塾も2年生から用意されています。
当時親ばかの代表の私は「うちの子は早く始めたから、難関校に合格しちゃうな」
とニヤついていました。塾にとってはいいカモです。
中学受験のドラマ「二月の勝者」で、カリスマ講師の黒木蔵人が受験生の親を「鴨とネギ」にたとえていますが、生徒が多いほど経営がうるおいます。
小2のカリキュラムは週に1回程度で、2科の算数と国語だけ。
やらなかったからといって、受験の問題が解けるか解けないかには影響はありません。
男の子で一緒に通いだした子がいまして難関校へ合格しました。でも、この子はもともと利発でした。早く塾に通ったせいで優秀だったのではありません。
中学受験の塾は小5からで大丈夫
普通の子も頭脳明晰の子もズバリ、塾は小5からで十分です。
十分というより「小5以降がベター」と言ってもよいと思います。
うちの子は最終的には偏差値50以下まで落ちまして。現在は中堅の私立中学校に通っています。
彼女は小4の時点では偏差値60台塾でもトップクラスでしたから、わからないものです。
どの辺に受かりそうか見えてくるのは小5以降です、それ以前の成績はあてになりません。
上がるときは積み上げていくような上がり方しかしないのに、落ちるときは(上から下へ)急激にガクンと来ることはめずらしくありません。
メンタルが弱い、体力がないと失速するのです。
低学年でトップにいて高偏差値をとっている子供たちは、5年生以降に塾のクラス替えがあり、簡単に新参者に抜かされあっという間にクラスがさがります。
親もわが子が優秀だと「勘違い」して「なぜ下がったのか!」とあわてます。親ががっかりしているのを見た子供がそれを感じ取ってしまうという悲劇。
我が家はその王道の路線を通りましたので、知っています。
このブログをはじめてから、我が家そっくりなご相談を山ほど寄せられます。
中学受験予定の低学年はそろばんがおすすめ
計算の速さは中学受験の算数では、何より絶対必須です。
そろばんは、桁数の多い四則計算をひっさんをしなくても暗算が可能になり、解く時間を大幅に節約できます。
そろばんは通いか、オンラインそろばん塾がお勧めです。
動画教材も出てるのですが、低学年では集中し続けることが難しいからです。
よみかきそろばんくらぶでは、現在無料体験授業を受け付けているそうです。HPの右の「体験授業はこちらから」というところから申し込んでみてください。
6年生で中学受験参戦は無理じゃない
6年生になって急に中学受験をしたいと言う子が少なからずいます。
その場合団体塾では間に合いません。
個別指導か、家庭教師の2択です。→小6から中学受験は無理じゃない みんなの塾個別指導で逆転可能
家庭教師ナビから無料で一括資料請求できるサービス【ウェルカム家庭教師ナビ】で資料を取り寄せ比較してみるのも手です。
塾選び・体験は小4夏から開始
塾の小5カリキュラムは、「小4の3学期」から始まりますので注意が必要です。
「塾活」は4年生の夏から。
「啓明館 四谷大塚 早稲アカ すべて体験して塾を選ぶ」というツールは通える範囲の塾を片っ端から体験の予約ができるので便利です。
小2・小3から塾に通い始めるメリット
・学童代わりになる
・先生と早いうちに顔見知りになれる
・情報ツウになれる
小2・小3から塾に通い始めるデメリット
・早くから通ってても特別扱いは受けられない
・高学年で転塾する場合、子供が戸惑う
・早く通っていることで親が子の成績に期待しすぎてしまう
・低学年と高学年では成績が逆転することが多く親子とも戸惑う
中学受験失敗は体力不足が敗因。体を鍛える
ほとんどの受験塾は、小5から通塾が週3回ほどになり、小6からはコマ数が大幅に増えます。
6年生では学校が終わって塾に直行し、寝る時間も遅くなり、体調を壊してしまう子が本当に多いです。また体の不調からメンタルには大いに影響します。
体力がついてないと、疲れやすくくじけやすくなります。
塾に通う前の4年生までは、東進オンライン学校小学部
あたりで十分です。金銭的にも時間的にも負担も少なくすみ、アドバンテージがとれます。
うちの娘は、小2の3学期で入塾。5年生から風邪で学校も塾も頻繁に休みました。
そして6年生のときに、体力とメンタル的にも限界が来て、成績もどんどん下がりました。
今思えば、完全に体力不足だったわけです。
小5の夏まで、スイミングなどのスポーツをやらせればよかった、と今さら後悔します。
「脳を鍛えるには運動しかない」を読み納得しました。
受験を考えているからこそ、運動する機会を与え健康の貯金をするのです。強い体は強い心を作ります。最後まで粘れるのは体力あってこそ。
ゲームとの付き合い方
中学受験を目指すにあたって、ゲームとの付き合い方について考える。
著名人の意見は? 受験生とゲームを考える 時間制限・封印・禁止 中学高校受験
中学受験の塾はいつから?遅れると不合格?低学年でやるべきことは塾じゃない!【まとめ】
- 中学受験の準備は早く始めても害はない分、合格率にも関係ない
- 早い時期に勉強を意識させたいならオンラインで十分(東進オンライン学校)