プロフィール
「行ってきま~す」
第二志望の一貫校高校2年の娘を見送る平和な朝。
ここまで来るのには、地獄を見てまいりました。
娘が受験すると決めたのは小4。
私立中の文化祭に遊びに行くことが多かったことで、私立を希望したからです。
娘小4で大手受験塾に通い始めました。
娘小5で、9年介護をしていた実父が他界。
3か月後、私の義父も他界。
小6に入り、実母の介護が始まり実家に週5日ほど通い始めました。
この頃、娘の偏差値は20ポイントも下がりました。
娘は、さぼったりカンニングをするようになりました。
夫の私に対するモラハラはエスカレートしていきました。
この頃、夫の私へのモラハラがひどくなりはじめます。夫は私に怒鳴る。
そして私は娘を怒鳴る。
今度はペットのシロが亡くなりました。
熱中症だったのだと思います。日中温度が上がってしまい、かわいそうなことをしました。
受験本番3か月前、私の実母、娘が世界で一番大好きなおばあちゃんが他界します。
受験前のお葬式は、これで3回目。
同時に夫からのモラハラはエスカレート
娘は、2月1日から第一志望を何度も何度も受けました。
すべての日程を受験しましたが不合格。
繰り上げの電話は、待っても待っても来ませんでした。
第二志望の学校の制服採寸では、ふてくされて娘は試着さえしませんでした。
第二志望校の入学式の朝、制服の袖片方通しただけで娘は、
「私がバカだから、ごめんね」と、号泣しはじめました。
「あれだけ頑張ってこの学校か」夫はやっぱり入学式にも現れませんでした。
娘の制服姿の写真も見ませんでした。
モラハラはDVに発展。
自粛生活で勢いを増していきました。
でも、私は「娘が幸せならいい」
それだけを願うことにしました。
第二志望校では、お友達と時間が娘の味方になり、
「この学校以外にいる自分は想像できない」なんて言っています。
いじめやトラブルもありました。
でも、娘は娘で自分でたくましく乗り越えることができている。
子供は親が思っているよりもタフです。
自分で幸せに生きようというパワーは絶対に持っています。
夜明けは、絶対に来る。